フォーマルスーツとは燕尾服やタキシードなどの総称を指し、スーツの形状による種類を言っているわけではありません。日本では礼服という言い方もします。
ここでは そんなフォーマルスーツや礼服について解説します。
フォーマルスーツとは燕尾服やタキシードなどの総称を指し、スーツの形状による種類を言っているわけではありません。日本では礼服という言い方もします。
ここでは そんなフォーマルスーツや礼服について解説します。
言語として非常に有名なタキシードですが、本来は夜間に着用するスーツです。同じように夜間の礼服である燕尾服に比べるとやや略式なものになります。現在の日本では結婚式によく着用されていますね。
タキシードの歴史は非常に古く、1870年代初頭、ドイツやフランスといったヨーロッパのカジノなどでショールカラーの尾のない燕尾服が流行しました。元々は自宅で喫煙する際に着用する喫煙服という服があり、そのデザインから生まれたスーツの為、スモーキングと呼ばれていました。
その後、1876年に当時のイギリス皇太子がこのスモーキングを英国に持ち込み、、パーティーなどで着用するようなりました。1890年代に入り、アメリカにおいて色とりどりのスモーキングジャケットと燕尾服のズボンを基本に、シャツや小物をアレンジしたファッションが若者に流行し、タキシードという呼び名が定着したと言われています。
タキシードは黒い蝶ネクタイをするのが決まりとなっていて、日本では一般的に晩餐会からパーティーなど、公的な場で広く着用されています。
燕尾服は男性の夜の最上級の礼服とされています。戦前の日本では下級官吏や民間人の最上級正装とされていました。
形状はミッキーマウスが来ているスーツを思い浮かべるとわかりやすいのですが、もともとテールコートと呼ばれていた乗馬服が始まりで、テールコートが変化して燕尾服となりました。
色は原則として黒となっていますが、夜の光でよく映えることからミッドナイトブルーにすることも多い。
前あわせはウエスト部分でほぼ水平にカット。後部は腰を覆た後、燕の尾のようにテールが伸びています。前のボタンをかけずに着るのが正しいとされています。
モーニングは男性の昼の最上級正装の一つ。モーニングと略称で呼ばれることが多いのですが正式にはモーニングコートです。
18世紀のイギリス貴族の乗馬服として前裾を大きく斜めに切った形状が生まれたのが由来で、燕尾服などとは生い立ちが別と考えられています。
日本では、内閣総理大臣の親任式や宮中に参内するときなどに着用されていますが、昼間でも大勲位菊花大綬章、桐花大綬章と言った特別な場合には、モーニングコートではなく燕尾服を着用することもあります。
デザインの特徴としては色は一般的に黒で、前裾が斜めにカットされ、燕尾部はノーベント。襟はピークドラペルで、シングルブレストです。
スーツと言っても 状況や用途によって実に様々なスーツがあります。ここではスーツの種類について解説します。
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